特徴と用途

別名をカンファーと言い、クスノキの木部から採れる精油です。
スッとしたシャープで刺激的な香りが特徴。
防虫剤に使ういわゆる「樟脳」としておなじみです。
また人形や衣服の防虫剤として、またゴキブリ・ムカデ・鼠などを避ける用に、また防腐剤・花火の添加剤としても使用されています。

ご使用方法

コットンやペーパーなどに1〜2滴垂らして手に持ち、自分の身体の10㎝位外側（エーテル体と言われる部分）を頭の先から下に向かって、撫でつけるようになぞってください。
あるいは水で希釈してスプレーを作り、ご自身の身体の回りや、お部屋などにもお使いいただけます。
芳香オイル、ポプリオイル、バスオイルとして、またお守りなど、自由な発想でお使いいただけます。
コットンやペーパーなどに塗ったものを、お財布、手帳、名刺入れ、通帳など、身につけるものに入れて持ち歩くのもオススメです。

【ご使用にあたって】
精油には天然由来の成分が高濃度で含まれており、体質や体調によっては合わない場合があります。
ご不安のある方（妊娠中・授乳中の方、既往症のある方、薬を服用中の方など）は、 ご使用前に医師や専門家にご相談いただくか、ご自身の体調に十分ご配慮のうえご判断ください。

クスノキについて

幹周囲１０m以上の巨樹になる木も珍しくなく、日本全国でご神木として信仰の対象とされているものも多くあります。
古くから日本では樟脳の生産が盛んに行われてきました。
特に九州では楠が多く自生していること、佐賀鍋島藩が樟脳の生産を推奨してきたことから日本で有数の樟脳の産地でした。
セルロイドやフィルムの原料として、防虫剤として生産が盛んに行われており、江戸時代から明治期にかけての日本の主要輸出品目でもありました。
１９６０年代頃から合成品が普及したことで流通が殆ど無くなり樟脳工場も数が少なくなりましたが、最近では合成品にはない天然の香りの良さや快適性、安全性などでクスノキ精油や樟脳が見直されています。

使用上の注意

本品は化粧品や医薬品、食品ではなく雑貨(芳香剤)です。
顔や体に塗ったり口に入れないでください。
万が一使用された場合でもこちらでは一切責任を負いません。
効果は個人によって異なり、特定の効果を保証するというものではありません。
誤飲防止のため、乳幼児・ペットの手の届かに場所に保管ください。
万が一、目に入った場合は直ちに水またはぬるま湯で洗い流してください。
衣類や家具、床などの塗装面に付着すると色落ちやシミの原因になる場合がありますのでご注意ください。
マスクにつけて使用する事はおやめ下さい。
本品は可燃性ですので、火気には十分ご注意ください。
使用後はしっかりと蓋を閉め、冷暗所に保管ください。